ヒスイ以外の石の話

今年の第10戦 その他の成果

2020.12.25 須沢八久保 瑪瑙332グラム 海のメノウとしては、大きなサイズです。少し色味もあります。 晶洞には水晶の結晶が見えます。 当日はこんな浜でした。 2020.12.25 須沢八久保 いい感じの石ころを拾いに (中公文庫) 作者:宮田 珠己 発売日: 2019/1…

コスモクロアの話で思い出した、続『とっておきの風化の話』

糸魚川でついにコスモクロアの露頭が見つかったのですね。 7、8年前は、姫川横川合流点は大きな工事をしていて、よく大物が出ました。最近はめっきり採れなくなって、あまり降りなくなりましたが、昔は必ず見ていました。小滝川よりも横川よりも上流なのに…

ヒスイ探し中の、ヒスイ以外の石探し

ヒスイ探し中に、鉱物好きなら他にもキレイな石を見つけることができます。 今回は、川で見つけました。 2020.10.24 姫川産緑石英 写真だと一見、軟玉(ネフライト)に見えるかもしれません。実物は、緑石英(クリソプレーズ)です。含ニッケル珪質岩の、良…

ざくろ石角閃石片岩

栂海新道を開拓した、小野健さんが愛した石。旧青海自然史博物館ロビーに鎮座していた巨石。それと同種です。 美しいです。ざくろ石のピンクと、角閃石の黒い母岩のコントラストが本当に美しい石です。また、川ズレにより自然研磨されているのも糸魚川産の石…

夏のバンコン旅 5日目午前

2020.8 荒川鉱山産 紫水晶 あると思っていました。前回来た時に、紫色も出るタイプだと母岩等を見て感じていたうえでの、リベンジマッチです。 もちろん、本当は結晶のクラスターが綺麗なやつを狙っていましたが、ヒスイ探しのようにタイミングを図っている…

今年の第5戦 その他の成果

その他の成果としては、このド・ピンクの石を取り上げたいです。 2020.7.23 姫川中下流産 桃簾石? 石好きとしては、とても魅力を感じてしまいます。 2020.7.23 姫川中下流産 桃簾石(インスタ速報画像) すでにアップした桃簾石の拡大写真です。 糸魚川には…

糸魚川斧石を探す

石ブログとしてチェックさせていただいているブロガーさんが、とても興味深い記事をアップされていました。 糸魚川で斧石が採れるとのこと。 それはピンク色の脈状、針状結晶のようです。 糸魚川桃簾石ボックス1 ここには無さそうだ。 糸魚川桃簾石ボックス…

千葉 八岡(よおか)海岸 メノウ、桃簾石探し

久々に千葉の鴨川、八岡海岸に行って来ました。ここは関東近県では有名な石拾いスポットです。右の方には沸石の露頭もありますが、今回はメノウと桃簾石のみにしました。ただ、メノウは取り尽くされてほぼ絶産で、海が荒れたあととかでないと、見つけられな…

中川川(なかがわがわ)探石

中川川は、丹沢湖に注ぎ名を河内川(こうちがわ・かわうちがわ)に変えます。 中川川の上流には、白石沢があり、それに注ぐザレの沢が菫青石(ここでは通称「いぼ石」と呼ばれ、見た目もグロい。)やベスブ石の産地です。厳密には、ザレの沢の支流コージロ沢…

メノウをついでに拾ってみましょう(糸魚川編)2

いよいよ、ウィルス関連のヤバさの段階が上がり、私の仕事も在宅になりそうです。トレーニングは、メインの練習場所がついに閉鎖。閉鎖しなくても、この状況では行かれないですが。ウェイトトレだけは、接触なく独占利用できる所があるので、継続しています…

今年の第2戦ヒスイ メノウとスタバの話

糸魚川は鉱物の聖地だから、ヒスイだけでなくメノウも拾えます。 2020.3 親不知のメノウ 色味、海での磨かれ感が好きです。 2020.3 須沢東海岸のメノウ(晶洞あり) 帰ってきて、石整理が至福の時。 石整理中 右上のような、真っ黒のヒスイも久々に採れまし…

赤瑪瑙原石

オレンジメノウで有名な久慈川の、そもそもの原産地である北富田の露頭直下ズリにて、オレンジメノウの原石と思われるものがありました。 いずれにしろ、この地域のズリのメノウは、このように汚い外観のものが多いです。たまに仏頭状のきれいなのもあります…

メノウをついでに拾ってみましょう(糸魚川編)

糸魚川の姫川に注ぐ、虫川がメノウの産地らしいんですね。 ということは、姫川が注ぐ、糸魚川の海岸でもメノウは拾えます。ただ、ヒスイ拾いの人々が多いので、キレイなメノウは拾われてしまいます。よって、メノウ拾いの有名スポットよりもメノウはかえって…

2020春のバンコン旅 大洗磯前神社『神磯の鳥居』とブラックメノウ

茨城のインスタ映えスポットとして、今人気の『神磯の鳥居』に寄って来ました。 高波ぎみの大洗海岸 けっこう混んでました。 天気はギリギリでした。 鳥居の帰りの階段 磯崎海岸(平磯海岸)の黒メノウスポットには先客がいて、目ぼしいものはなし。 それに…

2020春のバンコン旅 梅の偕楽園とオレンジメノウ

久々にバンコン旅へ。場所は偕楽園。梅の満開に合わせて。実は初来訪。 常磐神社側からメインの梅林へ 事前にリサーチしておいたので、一番の梅林にアクセスの良い常磐神社側の駐車場に停めて、偕楽園に入りました。 好文亭からの眺め 梅大福 ここまで来たら…

珪化木を飾る

珪化した木、つまり木の化石。それが珪化木。 石川の珪化木と軟玉亀 この珪化木がお気に入りです。自己採取です。このような自然景観を感じさせてくれるものは、なかなかないのです。 石川と言えば、なぎさドライブウェイですね。車で走れる砂浜を、気持ち良…

ホワイトメノウを拾ってみましょう(伊豆編)

伊豆の、向こうの島に歩いて渡れる『トンボロ現象』。 三四郎島 その近くにあるのが、仁科大浜海岸です。 仁科大浜海岸 この海岸は、関東近辺のメノウスポットの一つとして、かねてより有名ですが、色付きはあまりないため、好まれないようでもあります。し…

ざくろ石角閃石片岩という美石

北アルプスには、栂海新道という、親不知海岸の海抜ゼロメートルから、アルプスの頂上まで登れるルートがあります。その栂海新道の開拓者である小野建先生が愛したと言われる美石が、ざくろ石角閃石片岩です。青海川の結晶片岩を代表するものと言われていま…

オレンジメノウを拾ってみましょう(久慈川支流編)

オレンジメノウはやはり、魅力的な石だと思います。 久慈川支流の玉川は、その『玉』という名称からも分かるように、古くから『玉(ぎょく)の川』であったようですね。 現在は治水が進み、 久慈川支流玉川 このような状況にあります。しかし、定期的な増水…

黒メノウを拾ってみましょう

黒メノウという、なかなかマニアックな石を拾える所があります。 茨城県の磯崎海岸です。 中生代白亜紀層前 ここは、逆巻アンモナイトがあるそうですが、私が見た限り、気配すらなかったです(笑)磯遊びなのか、化石探しなのか人がたくさんいますね。 もう…

相模川探石2020

久しぶりに相模川を歩いて来ました。 相模川河原 ここにも大水の爪痕がありました。 ずいぶんと河原の様子が変わっていましたよ。 この、下溝付近の相模川河原は、『三段の滝下多目的広場』と呼ばれています。付近のワンド(川が池のようになった所)は、ヘ…

オレンジメノウを拾ってみましょう(北海道編)

1月26日記事では茨城県久慈川のオレンジメノウを軽く紹介しました。 茨城では、より確実なオレンジメノウポイントがありますから、それはまた後日ご紹介致します。 今日は北海道の音標川(おとしべがわ)河口です。 音標川河口 釣り人が見えますね。無料…

100均のミニボトル

2020和田長浜のオレンジメノウボトル 100均の、手芸コーナーをよく探したらようやくありましたよ。紐付きなんで、いろいろ遊べそうです。 それにしても、こんなので、メノウって言われても・・・ミネラ、頼みますよ。 荒崎から和田長浜まで続く遊歩道…

和田長浜にオレンジメノウ?

雑誌ミネラ最新号に出ていた、横須賀の和田長浜に行って来ました。本当にオレンジメノウがあるのかどうか。 神奈川のメノウといえば、立石海岸です。果たして和田長浜にもメノウがあるのか。 砂粒オレンジメノウ これは、ほとんど砂ですよ(笑)勘弁してくれ…

珪化木を拾いに行こう

珪化木って知っていますか?木の化石なんですが、オブジェとして、なかなか魅力的です。 2015能登の珪化木 丸太そのものですね(笑) その他の魅力的な珪化木たち 松本清張の名作『ゼロの焦点』の舞台となったヤセの断崖の近くなんで、観光ついでに。 ヤ…

千葉の八岡海岸 メノウ探しに行ってみよう

関東近郊の石探しスポットとして有名な八岡海岸(よおかかいがん)。 実際行ってみると、メノウは、もう取り尽くされて絶産といった感じです。 ただ、他の鉱物が拾えるので、石好きには面白いです。 このバス停が目印ですよ。 まあ、近くに千葉の観光スポッ…

オレンジメノウを拾ってみましょう

オレンジ色のメノウというと、北海道が有名です。 しかし関東近辺ですと、茨城で探すことが可能です。 久慈川です。 茨城県久慈川 2018久慈川オレンジメノウ メノウらしいシマシマ模様がお好みでしたらこちら。 2018久慈川のシマシマ模様オレンジメ…

那智黒石を探してみました

那智黒石を探してみました。那智黒といって、水石の世界では佐渡赤玉石や神居古潭石に勝るとも劣らないものらしいのです。熊野那智大社に行くと、参道で那智黒飴なるものが売っていますが、そもそも那智黒石自体がマイナーなため、飴を買っても、元ネタが那…