コスモクロアの話で思い出した、続『とっておきの風化の話』

糸魚川でついにコスモクロアの露頭が見つかったのですね。

７、８年前は、姫川横川合流点は大きな工事をしていて、よく大物が出ました。最近はめっきり採れなくなって、あまり降りなくなりましたが、昔は必ず見ていました。小滝川よりも横川よりも上流なのに、『こんなに良質が出るのか！！』と驚いたものです。

その頃よりももっと昔、国道沿いの、姫川横川合流点向かいの駐車スペースに車を停めていました。なぜなら工事のゲートで当時は車で河原近くまで降りられなかったのです。

その頃は露頭も探していて、駐車スペースの前の露頭も何回か探索していました。

まさか、そのすぐ右にあったとは！私には見つけられなかったです。元々鉱物採集からヒスイ探しに入ってきてきたので、その頃はけっこう露頭見ていたのですが、私には見つけられなかったです。しかし、発見の話を聞いて、同じ岩盤続きの露頭を昔見ていただけに、驚きました。

ミャンマー産コスモクロア

小滝直下（指定地外）で発見されてフォッサマグナで展示されていたヒスイも、ニアミスでしたし。コスモクロアもニアミスだったのか。

ミャンマー産コスモクロア　裏面

ところで、あの展示されていたヒスイの発見日の記載、間違ってますからね。その日夜明け前からそこにいたので間違いないです。私はヒスイの記録を取っているので、正確です。きっと、ガメた工事関係者が記憶が曖昧だったか、何かを誤魔化すために日にちを変えたのでしょう（笑）ガメたのは、せめて勤務日以外ということにしたとかね。

（旧ブログ『とっておきの風化の話』の続編でした。）

 この件は、また気が向いたらしゃべろう。もう時効だろうから。

ミネラ68号 2020年 12 月号 [雑誌]: 園芸JAPAN 増刊