早朝の上流アタックの後、最近好きな中下流のポイントに行きました。しかし、先日までの増水の期間が長かったせいでしょうか、川の流れが大きく変わっており、要領を得ません。
とりあえず遡上して行きました。
まずは、強い流れのあたる斜面に一つ。
川ズレが浅い、割れてからまだ日の浅いヒスイですが、結晶質で質がなかなか良さそう。
全体が青緑っぽい感じです。
よく見ると控えめで上品な翠も入っていました。
そこから、ずっと遡上。途中桃簾石のきれいで大きいやつを見つけましたが、これを持って遡上はしんどいので、いったんは置いて行くことにしました。帰りに残っていれば回収しようと。
とにかく、河原が変わっています。『この辺、こんなだったっけ?』と思いながら、どんどん遡上。浅いところがあったりして、向こう岸に渡ったりしながら、ずっと歩いていました。『この辺、あまり、人が入ってなさそうだな』と思いつつ、濁りが取れたての、本流の水中をじっくり見ながら進みます。
おっ!これは、ヒスイっぽい。形も色味もヒスイっぽいです。なので、撮影しました(笑)
おお、きれいです。これで、良い成果が2つ目。十分です。これで帰ることになっても、十分満足できると思いました。
何となくですが、こういうのを取るイメージを持って、大石の間のヒスイを探していました。2018年私のベストヒスイ1位の、2018年6月採取『翠の肉球(熊)』419グラムも、こんな感じの場所で見つけたので。(インスタに画像あり)
(参照画像 『翠の肉球(熊)』命名ヒスイ。2018年6月姫川中下流産。2018年私のベストヒスイ1位)
だいぶ来すぎてしまったので、戻ることにします。戻りながら、行きに見なかったルートをよく見ながら歩きました。
すると・・・(この状態でありました。下の面は埋まっています。)
えっ??ええっ!?こ、これは!!
いかにもヒスイが置いていかれそうな、流れの速いところに、突如現れた鮮翠の石!!
もちろん、バールは使いません。良石は素手で揚げる・・・原石マニアなら当然のヒスイ愛だと思っています(笑)。バールのキズ一つも、ヒスイにつけさせません。
裏返すと、さらに激しく鮮やかな翠が出現しました。
よく見ると、同じ鮮翠でも、角閃石部分からにじむ鮮翠部分もありました。
久々に、川ヒスイで興奮しました。予備でリュックに入れていたカッパで包み、しまいました。お気に入りは、直にリュックに入れません。
(ゴマシオの午後に続く)