石の洗浄について 水晶のサビ取り ヒスイの汚れ取り

ミネラ No.62 2019年 12月号 【雑誌】

価格:1,265円
(2019/12/5 17:26時点)
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先日、久しぶりに水晶取りに行ったので、どうしてもサビ(酸化鉄)を取り除く必要に迫られました。しかし、近所の薬局で、塩酸やシュウ酸を売ってくれるところはありません。

そこで、ダイソーのネオナイス(塩酸成分が入っている)を狙ったのですが、横浜の、私の行くダイソーで取り扱いをしているところはありませんでした。やはり、塩素系漂白剤がメジャーなんで、もはや、酸性系を扱うところは少ないのでしょうか。塩素系と酸性系を混ぜると塩素ガスが発生して、命に関わる危険なことになるのは周知の通りですね。

なんとか、クリエイトでサンポール(ネオナイスとほぼ同様な割合の塩酸入り)でサビを抜いています。

酸化鉄を塩酸で反応させて塩化鉄にして、取り除くという原理です。

そのあと、しっかり水に漬け込んで塩酸抜きしたら、ハイドロハイター(私にはネットでしか手に入らない、あまり売っていないハイターです。サビに強い漂白用のハイターが、ハイドロハイターです)で、サビの漂白をかけます。

今、これの2巡目に入りました。まあ、たいしてキレイになりませんね(苦笑)

サビの強い水晶は、塩酸かシュウ酸でないと劇的には良くならないのでしょう。

 

さて、ヒスイは含浸されたらたまらんので、大切に扱います。

今回一晩だけ、久々に入れ歯洗浄剤漬け込みを行いました。超良質な時はもちろん、しません。バールの跡さえも嫌う私としては、薬品洗浄やヤスリがけなど、『もってのほか』ということになります。(ヒスイ偏屈狂のため)

 

ちなみに、2023.3.18姫川上流ヒスイは、入れ歯洗浄剤3粒で、見違えりました。

写真では写らないのですが、うっすら翠の結晶質ヒスイでした。もはや、『低質混じり』ではないです。とはいえ、別の面で曹長岩ぽいところもありますから、岩石としては『混じり』なのでしょう。やはり、上流だと、石によっては『これから川ズレして、良いところだけ残り、磨かれる』手前の段階ということもあるのかもしれません。

確かに、採取地は、超上流部です。

 

2023.3.18 姫川超上流

 

私は海で取れないから、川に帰ろうと思います。