キツネ石と呼ばれる石たち1 ロディン岩と緑石英

ミネラ No.62 2019年 12月号 【雑誌】

価格:1,265円
(2019/12/5 17:26時点)
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ヒスイ拾いを始める前、ネットで『キツネ石』というものを見て、これは非常に難しいなと思いました。当時完全な素人の私にしては、ネット画像だけでは、『キツネ石』と翡翠の区別が全くつきませんでした。

これからヒスイ探しをしてみようという方のために、今回の旅の写真から、今日は、キツネ石を紹介したいと思います。

キツネ石は、鉱物名ではなく、ヒスイに見まがう石たちの呼称です。

親不知道の駅ではよく、キャブコンが停まっていますが、ヒスイ探しは天気の良い日はとても気持ちの良いものなので、キャンカーの皆さんでヒスイ探し未体験の方にはぜひ体験していただきたいです。その時に、キツネ石を知っているかどうかは、けっこう重要だと思います。

 

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2020.3.14 須沢東海岸産『キツネ石』

ヒスイのようなしっかりした面がないこと、緑の所がガサガサしていること、クリームメロンソーダみたいな緑色なことなどから、ロディン岩と判断されました。キツネ石です。

 

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石英系『キツネ石』

画像ではかえって分かりにくいです。実物を見れば石英は分かりやすいです。ヒスイのような緻密さがないこと、スケスケなこと、キラキラの晶洞があることから石英と判断されました。キツネ石です。

 

他のキツネ石には、含ニッケル珪質岩と、ニッケル・クロム含有白雲母が二大『キツネ石』と思います。ただ、この二大『キツネ石』は、乾くと粉っこなになるので、乾かせば案外分かりやすいものです。これらについては、次の機会にお話ししますね。