12年目になる、ノーススターですが、数年前から点火不良が起きていて無理矢理使っていたのですが、ついに燃料バルブ(光量を調整するツマミのことです)からオイル漏れがあり、ポンピングしても圧力が漏れてしまうためか、着火しても途中で消えてしまうようになってしまいました。これは、ノーススターランタンの不良としては、最も多いものの一つらしいです。
そこで、本格的な分解修理を行いました。
ポイントは、燃料バルブのOリングと、グラファイトパッキンの交換です。しかし、この際ですから、ジェネレーターも新品に交換してしまいましょう。
①まずは、ベンチレーター上部のネジを左に回して、ホーローを外します。ガラスのカバーのことです。
ホーローは割らないように大丈夫な場所に置きます。
②この状態になるので、次に遮熱板を外します。3箇所の三角の爪を内側に押し込むだけで上に外せます。
③次に真ん中のネジを外すのですが、コールマンの専用工具を使っても、外れにくいです。ネジが錆びて固まっているうえ、皿のヘリが邪魔してしっかりネジ回しが噛まないからです。
結局うちは、家の工具を使いました。
こういう六角レンチでないと外せなかったです。
④次にジェネレーターを外します。
これは、コールマンの専用工具で外せますが、ガッツリ付いているので、私は両足で土台を押さえて、いったんペンチで緩めてから回しました。
(結局、コールマン専用工具だけでは何も外せない(笑))
ネジを緩めると、ジェネレーターは上に外せます。ジェネレーターは、内部にフックがあって軽く引っ掛けてあるのだけなので、フックは横に優しく外します。軽く引っ掛けてあるので、安心して外して大丈夫です。
⑤本当は、自動発火装置は先に取り外しておいた方が良いと思います。(黒いやつです。)私はここで外しました。
真ん中の金色のパイプ状のものは、あとで組み直す時に入れ忘れないように注意してください。
⑥次に燃料バルブをプラスドライバーで外し、台座(カラー)も外します。
⑦いよいよ燃料バルブを外します。
⑧このOリングを替えるのですが、うちは、このOリングは劣化していませんでしたので、一つだけ交換しました。二つ交換してバルブが固くなったという話も聞くので、なおさら一つ交換にとどめました。
うちは、このパーツを使用しました。
⑨次はグラファイトパッキンの交換です。上からマイナスドライバーでホリホリして、グラファイトを取り除き、新しいものを入れるだけです。
⑩最後にジェネレーターの交換です。
新旧ジェネレーターの比較です。
ジェネレーターのL字部分をあなに差し込んでやってから、ネジを回します。⑤で出て来た金色のパイプもここで戻します。
主要消耗品の交換はこれで終了しました。あとは元通りに戻します。
このあとは通常のマントル交換と同様に、新しいマントルを付け、空焚きをして、ベンチレーターを付けてやってください。