ノーススター2000の修理

ミネラ No.62 2019年 12月号 【雑誌】

価格:1,265円
(2019/12/5 17:26時点)
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12年目になる、ノーススターですが、数年前から点火不良が起きていて無理矢理使っていたのですが、ついに燃料バルブ(光量を調整するツマミのことです)からオイル漏れがあり、ポンピングしても圧力が漏れてしまうためか、着火しても途中で消えてしまうようになってしまいました。これは、ノーススターランタンの不良としては、最も多いものの一つらしいです。

そこで、本格的な分解修理を行いました。

ポイントは、燃料バルブのOリングと、グラファイトパッキンの交換です。しかし、この際ですから、ジェネレーターも新品に交換してしまいましょう。

①まずは、ベンチレーター上部のネジを左に回して、ホーローを外します。ガラスのカバーのことです。

ホーローは割らないように大丈夫な場所に置きます。

 

②この状態になるので、次に遮熱板を外します。3箇所の三角の爪を内側に押し込むだけで上に外せます。

 

③次に真ん中のネジを外すのですが、コールマンの専用工具を使っても、外れにくいです。ネジが錆びて固まっているうえ、皿のヘリが邪魔してしっかりネジ回しが噛まないからです。

結局うちは、家の工具を使いました。

こういう六角レンチでないと外せなかったです。

④次にジェネレーターを外します。

これは、コールマンの専用工具で外せますが、ガッツリ付いているので、私は両足で土台を押さえて、いったんペンチで緩めてから回しました。

(結局、コールマン専用工具だけでは何も外せない(笑))

ネジを緩めると、ジェネレーターは上に外せます。ジェネレーターは、内部にフックがあって軽く引っ掛けてあるのだけなので、フックは横に優しく外します。軽く引っ掛けてあるので、安心して外して大丈夫です。

 

⑤本当は、自動発火装置は先に取り外しておいた方が良いと思います。(黒いやつです。)私はここで外しました。

真ん中の金色のパイプ状のものは、あとで組み直す時に入れ忘れないように注意してください。

⑥次に燃料バルブをプラスドライバーで外し、台座(カラー)も外します。

 

⑦いよいよ燃料バルブを外します。

⑧このOリングを替えるのですが、うちは、このOリングは劣化していませんでしたので、一つだけ交換しました。二つ交換してバルブが固くなったという話も聞くので、なおさら一つ交換にとどめました。

うちは、このパーツを使用しました。

 

 

 

 

 

⑨次はグラファイトパッキンの交換です。上からマイナスドライバーでホリホリして、グラファイトを取り除き、新しいものを入れるだけです。

⑩最後にジェネレーターの交換です。

新旧ジェネレーターの比較です。

ジェネレーターのL字部分をあなに差し込んでやってから、ネジを回します。⑤で出て来た金色のパイプもここで戻します。

主要消耗品の交換はこれで終了しました。あとは元通りに戻します。

 

このあとは通常のマントル交換と同様に、新しいマントルを付け、空焚きをして、ベンチレーターを付けてやってください。