今は迷っていません。乾いてからの結晶の確認と、その緻密さから、翡翠だと確信している石です。
いわゆる『不純物』が表面についた翡翠です。角閃石、沸石等です。やっぱり『ヒスイは形』が魅力なんで、そういう意味では魅力は半減ですね。ただ、中身、けっこう良いです。
下流の、先週の増水後に流れた砂地に、刺さるように顔を出していました。これは、ゴロゴロっと運ばれて間もない石ではなく、表面の砂がはけて、顔を出したパターンでしょう。
先日『川ヒスイの探し方〜上級編』で紹介したパターンです。『ブログの通りやったら、見つかりました。ありがとう、ヒスイ旦那!』・・・って思うくらい、たまたま見つかりました。戸隠キャンプ3日目の親不知海水浴の合間に見つけられたのは、ラッキーとしか言いようがないです。
いや、含ニッケル珪質岩とかではないですよ。そもそもルチルが見えている時点で、糸魚川ならヒスイか曹長岩の二択なはず。画像上面の翠の部分だけでなく、写真だと曹長岩に見える下の面から、ヒスイらしい針状結晶びっしりを確認しました。
あまり透過光画像は撮らないのですが、この石のために撮りたいと思います。曹長岩と思われたままでは、かわいそうだから、この石が。
透過光画像、うまく撮れなかった(苦笑)ため、接写で。