悪条件下のひすい探しを語る

ミネラ No.62 2019年 12月号 【雑誌】

価格:1,265円
(2019/12/5 17:26時点)
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土日と平日では、圧倒的にヒスイ探しの人数が異なるので、ヒスイルーレットに参加する分母が小さくなることから、平日に行けるなら平日が有利です。

とはいえ、自然相手なので『当たり』の数が少ない時では(つまり、分子の数が小さすぎる時)では、いくら人が少なくても全く見つからないという事態に陥ることもあります。

結果、ゴールデンウィークや10月の連休中でも、時期的にけっこう良いものが見つかることが多かったり、逆に冬の高波全砂の時期では誰もいない平日でもまるっきり見つからないということになります。

しかし、最近はその論理さえもくずれつつあるようです。なぜなら、平日もヒスイ海岸に人が多すぎだからです(笑)

テレビの効果なのか、県民割や全国旅行支援効果なのか。

また、特に人が多いのが、勝山下と、親不知歌。

『探しやすい』からなのか、他の理由があるのかは分かりません。

須沢が砂だったり、平べったい浜で石が動いていないと、私も致し方なくその地に参加することになります。

 

全砂という『最悪条件下』ではないけれど、かなり『悪条件下』のひすい探し。2日間で計14時間、日の出から真剣に探して、ここまで。逆に言えば、全砂でなければ、ここまでなら、なんとかなるという記録を残しておきます。

須沢八久保の一部仏頭状メノウ、桃簾石、曹長混じり、黒翠ヒスイ

 

こんなに砂っぽいと、朝イチにこれをゲットしたあとは、成果は難しそうなんで、勝山下へ。

須沢よりは石が出ている。

勝山下西

 

どんどん西へ行くしかない。もしかしたら、多少石が出ているかもしれないので。

 

勝山下西(洞川下付近) 薄黒薄翠

 

これが私のマックス。すれ違い時に、手のひらサイズのアップルグリーン系を見せてくれた方がいました。この条件下では、それが最高値ではないでしょうか。

勝山下最西端(ここはすでに歌か)

 

親不知歌(ピアパーク東)の紅葉

 

翌日。もっと砂化。なおさら朝イチ勝負するしかない。

勝山下西 薄翠風化膜付き

 

勝山下西(洞川下付近) 黒翠、濃緑のカケラ

 

夕刻に須沢で多少風波が出て、多少石が動いたが、ここまで。

須沢八久保 薄翠のカケラ、灰ラベ、曹長

 

夕陽がきれいな八久保